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日本で最も印象的なBIM建築8選

2025年1月20日

日本市場におけるBIMの活用は徐々に増加しています。日本の建設プロジェクトの大半は民間主導であるため、日本はオーナーや投資家がBIMのメリットを理解できるよう支援する必要があります。特に、BIMモデリングが施設管理にもたらす可能性に対する関心が高まっています。その結果、建築・土木技術者向けのBIMトレーニングの拡充に対する業界の需要が高まっています。

01 水上の家
日建設計が2015年に建設したこの建物は、玄関から寝室まで螺旋状に連続する空間として設計された住宅です。建物全体は、高さの異なる空間が相互に繋がった構造となっています。2階建ての建物は、道路から湖に向かって約7メートル下る斜面に位置しています。建築家は、設計の初期段階でBIM CADソフトウェアArchicadを活用し、3Dスタディのモデリングを行いました。

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02 成田国際空港第3ターミナル
2015年3月、成田国際空港はLCC(格安航空会社)向けの新ターミナルを開業しました。このターミナルは、年間750万人の乗客と5万回の航空機の離着陸を取り扱う、急速に拡大するLCCのニーズに対応するように設計されています。このターミナル構造の実現には、BIMソフトウェアArchiCADが使用されました。

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03 新宿労働組合事務所ビル
このオフィスビルは、官公庁ビルにおけるBIMパイロット導入プロジェクトの最初の事例です。このプロジェクトは、約3,500平方メートルの敷地面積を誇る中規模の官公庁ビルです。BIMは、設計コンセプト策定プロセスの初期段階から活用されました。

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04 清水の新本社
本本社ビルは、日本で初めて鉄筋コンクリート造免震構造を採用した高さ100メートル超の超高層オフィスビルです。優れた耐震性能を備え、災害時の避難拠点としても活用できる建物を目指しました。設計段階では、BIMを用いた竣工シミュレーションや実証実験を実施しました。

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05 新菅川市役所
福島県須賀川市にある新庁舎は、地方自治体がBIMを導入したプロジェクトの一例であり、AXS Satowが設計コンペで優勝しました。須賀川市は、関係するエンジニアにBIM手法の活用を依頼しました。BIMは、設計段階だけでなく、建設段階や施設完成後にも導入されました。

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06 スチールネスト
Steel Nestは、日本の三栄建設株式会社の鉄骨部門のために建設された新しいオフィスビルです。クライアントは、オフィススペースとしての機能に加え、鉄骨加工技術を展示するショールームとしての機能も求めました。その結果、ボロノイ構造(異なるサイズのポリゴンの組み合わせ)を表現した、従来とは異なる空間が生まれました。このプロジェクトは、最初の設計案からデジタルツールとオープンBIM手法を用いて実現されました。構造の設計フレームワークの作成にはArchicadが使用されました。

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07 桐蔭学園音楽学校
桐蔭音楽学校は、音楽を学ぶのにふさわしいプライベートな空間を創造することを目指し、2014年に日建設計によって設計されました。建物は、垂直方向のオープンスペースで区切られたコンクリートキューブを高密度に多層に集積した構造となっています。このプロジェクトを実現するために、建築家たちは協働的で学際的なアプローチを採用し、設計の反復をリアルタイムで検証しました。プロジェクトの実現にはArchicadが使用されました。

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08 横浜ゲートタワー
横浜ゲートタワーは、日本で建設予定の21階建てのオフィスビルです。MainManagerは、鹿島建設の子会社であるGlobal BIMからプロジェクトの建設を請け負っています。Global BIMが関与した他のプロジェクトには、シンガポールのJTC共同研究プロジェクトや、日本の福岡の博多駅などがあります。

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